※弊社が加盟しているIBJ(日本結婚相談所連盟)の規則では、婚前交渉は禁止となります。プロポーズがあり、承諾をしたタイミングで成婚退会した後に関しましては、上記の規則が適用されません。
新型コロナウイルス感染症が流行している中、超濃密接触となる性交渉について疑問や懸念を持たれている方も多いでしょう。
もちろん、成婚退会までは性交渉は禁止ではありますが、そのあとの結婚生活にも影響がある部分なだけに、知っておきたいという方も多くいらっしゃいます。
今回は医師の髙木希奈先生に、ご意見をお伺いしました。
Covid-19に関するセックスについてのレポートは、世界的に見ても数が少ないです。
ニューヨーク市衛生局からでている、「セックスと新型コロナウイルス感染症(Covid-19)」という通知をもとに記載をしております。詳細は原文をご確認ください。
率直なところ、セックスでの感染の可能性は低いとは言えません。武漢での調査では、42.9%の感染率で相手に感染させていたとされています。ただ、調査の母数が多いわけではないため、確実な調査結果とは言い切れないでしょう。あくまでも参考値として捉えておいてください。
感染拡大を防ぐために、(もしくは)感染リスクを低減させるために一番安全なのは、自慰です。
性交渉を行う場合は、同居するパートナーが一番安全な相手となります。片方が感染者の場合、性交渉の有無に関わらず、すでに感染をしている可能性が高いためです。性交渉によって感染リスクが格段に上がるとまでは言い切れません。
次に安全なのは、同居ではなくても、特定のパートナーと行うことです。
コロナを機に結婚や同棲に踏み切る方や、結婚相手を探したいというお気持ちになる方も増えております。
次に、性交渉時に気を付けるべきポイントをお伝えします。
ポイントは、唾液、便からコロナウイルスの検出があり、膣分泌液や精液からはコロナウイルスの検出はないことです。
1、シャワーを浴びましょう
感染はしていなくても、身体にウイルスがついている可能性があります。髪の毛まできちんと洗いましょう。
2、マスクをしましょう
フェイスシールドも有効です。
3、キスは避けましょう
キスは問題外です。
4、オーラルセックスは避けましょう
膣分泌液や精液から感染はありませんが、唾液をまき散らすことで、その唾液を触った手から感染するリスクがあります。特に、肛門部周辺は触らないようにしましょう。
5、前戯は行わず、即挿入を心掛けましょう
必要に応じて、男性はED治療薬を内服し、女性は潤滑ゼリーを使うなど、準備を整えましょう
6、妊娠を希望しない場合は、念のためコンドームを着用しましょう
7、顔が近づかないよう、後背位、御所車などの体位を心掛けましょう
8、射精後は速やかに身体を離し、すぐにシャワーを浴びるようにしましょう
水分補給なども、シャワーを浴びてからにしましょう。
以前はよく、遠距離恋愛中のカップルが「テレフォンセックス」(電話エッチなどとも言う)を行っていたものですが、最近の自粛傾向や濃厚接触を避ける、という状況の中、「オンラインもしくはバーチャルセックス」「Zoomセックス」という新たな性交渉が流行ってくるかもしれませんね。
「孤独」はメンタルに影響を及ぼしやすいです。
ですので、とにかく人とコミュニケーションを取ることが大事です。こういう時だからこそ、家族や恋人、仲のいい友人、離れて暮らす両親など、信頼できる人と密に連絡を取るように心掛けてください。
太古の時代は、獣に襲われないように、短時間で済ますのが常識だったはずです。時代は繰り返すといいますし、その太古の時代に戻ったのかもしれませんね。
当然ですが、少しでも体調が悪い時には性交渉を行わないようにしましょう。
※2020年4月末時点での情報をもとに記載をしております。ウイルスの変異や新たな調査から見解が変更されることもあります。また、完全な安全を保障するものではありません。