婚活指導医の水沢律子です。
最近、女性医師と結婚したいという
男性からの相談が増えています。
理由として、金銭的な部分でも頼りになるからという回答が多いです。
20年ほど前までは、母親が専業主婦で、共働きの生活など
想像すらできない男性も多くいましたが、そういう時代ではなくなりました。
実際問題、男性一人の収入で、奥さんと子供を養い、十分な教育を施し、
老後の資金をためるのは難しい社会になっています。
パワーカップルという言葉が流行っていますが、今後は自分の年収のアップだけではなく、
世帯年収、生涯世帯年収をどこまであげられるかに関心が集まっています。
女性が仕事をするのであれば、稼ぎがある方がいいと考えるのも自然な流れでしょう。
十分な稼ぎのある男性であっても、結婚相手の女性に収入を求めるのは当然の事です。
仮に下記のような女性がいたとします。
1、週4日9時16時のパートで、月収10万円
2、週5日9時17時の事務職で月収20万円
3、週5日9時18時で残業もある営業職だけど、月収30万
4.年収800万円のシステムエンジニア
5.年収1500万円の女性医師
35歳で結婚したと仮定をして65歳の定年までの30年間で考えると、
生涯年収には大きな差が付きます。
産休育休もあると思いますので、ここでは産休育休は計算に含めない代わりに、
年収の増加も見込めなかったと仮定をします。
それぞれの生涯年収は下記のとおりです。
1、3600万
2、7200万
3、1億800万円
4、2億4000万円
5、4億5000万円
どの女性と結婚が、
男性の人生の選択肢を増やす人生のパートナーとなるでしょうか。
もちろん、仕事と家庭、子育ての両立はたやすいことではありませんので、
家庭生活の時間の確保は大切です。
とはいえ、収入が少なくては、十分な家計費の負担はのぞめません。
また、医師の場合は、アルバイトも豊富にあり、相場の時給は1万円です。
9時から17時まで週3日勤務するだけで年収1000万円ほどになります。
バリキャリの女性と結婚すると、家事や育児が疎かになることを心配する男性もいますが、
近年は共働き向けの商品やサービスが充実をしています。
家電も進化し、日用品はネットで翌日に届き、健康的な宅配食も豊富になりました。
コンビニもより便利になり、育児サポートや家事代行も依頼しやすい時代です。
共働きでも、時間的、そして精神的な余裕を作りやすくなっています。
バリキャリ女性との結婚の不安要素はかなり減っているのではないでしょうか。
さらに、消費税増税をはじめ、社会保険料や税金は増えて可処分所得は減る一方。
加えて終身雇用の時代でもなく、年金ももらえるかわからない。
寿命は延び、老後に備えて必要な貯蓄額は2000万と算出されて世間を騒がせています。
今の時代を生き抜くには、賢く頼れるパートナーが必要です。
若くてスタイル抜群の美女と結婚して主婦になってもらっても、
自分が稼げなくなったら終わりです。
病気をしたら高額な先端治療で貯蓄がなくなる可能性もあります。
場合によっては、治療を諦めざるを得ないかもしれません。
だからこそ、今の時代を生き抜くのには、お互いをサポートしあえる伴侶が必要なのです。