【コラム10】デート代の割り勘はあり?なし? | 医師のとも 良縁
2019.09.20
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【コラム10】デート代の割り勘はあり?なし?

婚活指導医の水沢律子です。

バリキャリ女子と恋愛トークをしていると、「デートが割り勘だった」、「割り勘なんてドン引き」、「ありえない」、「将来が思いやられる」と言う方がいます。

なかには、割り勘を求められたり、少し払うように言われたりしただけで、「振られた証拠」と恋愛をあきらめてしまう女性までいます。

■マイナビウーマンの2014年1月10日のアンケート結果です。

Q.デート代はどちらが払いますか?

1位 割り勘 43.7%

2位 彼:自分=7:3くらい 33.7%

3位 ほとんど彼 19.0%

4位 彼:自分=3:7くらい 2.0%

5位 ほとんど自分 1.7%

昭和生まれの女性ほど「奢ってほしい」という養われる世代、
平成生まれの女性ほど「割勘でいいよ」という自立する世代のようです。

比べてみましょう。

35才以上で自立したバリキャリ高収入女性なのに
「全額男性の奢りでないと男としておかしい」「割り勘なんてありえない」という、
「女性は養われるべき」という思想の女性と、

 20代で高収入でもないのに
「自分が食べた分くらい自分で払うのが基本です」
「カジュアルなお店にしていただいて、毎回割り勘で大丈夫ですよ」
という自立した思想の女性。

あなたが男性ならどちらと結婚したいでしょう。

この違いも結婚が遠のく理由の1つと言えます。

食事をご馳走になりながらも、
「私とのディナーで領収書を貰うなんてありえない」「仕事扱いにされた」
と言う女性もいます。
念のため必ず領収書をもらう習慣にしている男性もいるでしょう。

たとえ割り勘で相手が領収書を貰っていても、自分が食べた分を自分で払っただけのことで、自分に実損はありません。
吟味すべきは、支払いのことより、二人で楽しい時間を過ごせたかどうかです。

また、お会計の時に、「私半分払いますよ」と自分で財布を出して提案して、男性が「ありがとう、じゃあそうしてくれる?」と半分支払うことになり、あとから
「気持ちを見せただけなのに、まさか本当に払わされるなんて!NG男!」
「財布を出す私を押しのけて支払うのが男性のマナーですよね?」
と相談された方もいます。

相手を試したのであれば、そのほうがマナー違反ではないでしょうか。

心から割り勘で良いなら
「毎回、割り勘でいいですよ、気楽にいろんなお店に行きたいです」
と、最初にはっきりと意思を表示するのもいいでしょう。

どうしても奢られたい方は、
「何か特別な日だけは、ぜひご馳走してくださいね」
などと言うのはどうでしょうか。

男の稼ぎで暮らしたい。男は外に出て稼いでくる生き物。
女性のこのような考えは、私たちの母親世代、祖母世代のまでは普通でした。
しかし、現代となっては男尊女卑の逆バージョンのような思想です。

同じことが女性にも言えますよね。
女性は3歩下がって男について歩き、男をたて、ひたすら家事をして夫の帰りを待って暮らす
「昔ながらの女らしさ」を女性に強制する亭主関白な男をどう思いますか?
現代では女性蔑視者と言われてしまいそうです。

女性が男性並みに働いてバリバリ稼ぐ考え方も、
男性が家事を好み主夫になる考え方も尊重される時代です。

稼ぎの少ない男と結婚したくないという女性の気持ちは、理解はできます。
ただ、そこに固執をすることが、本命から外される原因となることも。

男性にデート代を全て奢ってもらって、豪華な旅行にも連れて行ってもらい、
プレゼントを貰い、家賃まで出して貰う女性が身近にいたとしても、それは特例です。
羨ましいかもしれませんか、それが普通だと思ってはいけません。

割り勘を重視する男性は、お金に対してシビアな感覚を持っています。それは長所ともいえます。
女性が稼いでいることを評価しているからこそ、対等に接している可能性も高いです。

もし、女性のアクセサリーから日用品まで全部買ってあげるのが当たり前で、
女性のキャリアや年収には全く関心がない男性だったら、
バリキャリ女子を選ぶ可能性は低いでしょう。

学歴や年収やキャリアを全く気にしないなら、若くてかわいくて素直な人を選ぶ可能性が高まります。

稼いだお金は当てにしないでほしいけど、高学歴、高収入なところは高く評価はしてほしいということでしょうか。
稼ぎがいい女性と結婚したいのは、精神的な成熟度や知性のみが魅力で、金銭的負担は一切求めない男性をお探しなのでしょうか。

そのような器の大きい男性がいたとして、
「奢ってくれない男なんてありえない」
と考えるような器の女性を選ぶでしょうか? 

「ご飯代をどちらがだすかなんて、とっても些末なこと。
楽しく有意義な時間を過ごせるかどうかがすべて。
ごちそうされたら、その分のお金は寄付にでも回そうかしら」
と言えるくらいの余裕をみせたいものです。

バリキャリ女子は稼いでいるのですから、この人は奢ってくれるか、7:3か、割り勘か、なんてことに気を揉まず、対等にデートを楽しみましょう。

もしも奢ってもらえたら大感謝、

少し多く払ってくれたら感謝、

割り勘は当然、

自分が費用負担をしたって問題ない、楽しい時間をありがとう!

くらいに、どーんと構えてみてはいかがでしょうか。

その姿勢や器の大きさが魅力となって、より理想的な男性を紹介されて、
大切にされるかもしれません。

また、お相手がいつも奢ってくれる男性だったとしても、毎回、お会計の時には財布を出しましょう。
お店を出てから、本当にださなくていいかどうかの確認や御礼も大切です。

徐々に当たり前になってしまいがちですが、毎回きちんと感謝を伝える必要があります。
最初は、喜んでくれるならとごちそうをしていた男性も、当たり前のような態度をとらえると、不満を覚えるものです。

……これまでお読みいただいた皆様
結婚はあくまでスタートであり、一生続く幸せな結婚生活を送るためにも、今奢ってくれたかどうかだけでなくその先の日常の生活まで見据えた【自分らしい婚活】を見つけていただきたいと思っております。

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